「もしもし森さん?明後日からシドニーに来れますか?」 この一言から僕のマーレーコッドフィッシングトリップが始まった。 クロさんにこの電話をもらう数時間前、僕はケアンズのインターネットカフェでバラマンディーについて調べていた。色々調べている内にクロさんのHPのマーレーコッドツアーのページに飛んだ。元々この魚は知っていたし、シドニーを旅行中水族館で見てしまって、「釣りたいなぁー」って思っていたところ。なにげに色々見てみた。マーレーコッドツアーに参加した人の釣行紀や写真を見ているうちに、かなり釣りたくなってきた。色々質問したいことがあったので、メールにできれば電話をしたいと書いて送ってみた。すぐにその日の夜、黒さんから電話があって上記の質問をされた。 聞くところによると、もう一組お客さん(新婚さんカップル)がいて、この機会に一緒に行けば1人で参加するよりずっと安く行けるとの事だった。こんなに早く行こうと思っていなかったけど、これはチャンス、マーレーコッドが大きな口を広げて僕を待っていると言い聞かせ、どたばたでのツアー参加を決意した。



やっぱりマーレイコッド フィシングは最高です!(マーレイコッド フィシング ツアー)
僕はケアンズにワーキングホリデーで去年6月からきていて、語学学校に行ったり、空港のお土産屋で仕事したり、憧れの?海外生活を満喫していた。もともとかなりの釣りキチで、オーストラリアに大量の釣り道具を持ち込み、ケアンズ周辺でいろんな魚を釣っていた。でも大物には恵まれず、オーストラリアの釣り雑誌を見ながらジェラシーを感じていた。こっちの釣り雑誌に載っている魚は規格外のデカさで、日本でバス釣りオンリーの僕には夢の魚に見えた。そんな中にマーレーコッドもいて、ひそかに憧れ続けていたけど、情報が少なすぎて諦めかけていた魚。「今回を逃せば一生釣れないかも」って思ったのがツアー参加の決め手かな。ほんとラッキーだった。



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どたばたで釣りの準備をして、シドニーにへ。ケアンズからは3時間くらいのフライト。飛行機に乗っている間は大っきなマーレーコッドを抱いている自分をずっと想像していた。目標はズバリ80センチ。そう心に決めた。 夕方シドニー空港に着いて、今回のガイドを務めてくれるクロさんと、もう一組のお客さん(新婚さんカップルのユタカさんとエツコさん)と合流。挨拶も早々にクロさん宅へ。通常はシドニーから国内線で行くらしいのだが、今回参加のお二人も僕もなるべく安く行くことを希望したのでクロさんといっしょにシドニーから車で行くことになった。出発はよく朝3時だったので、少しクロさん宅で仮眠をとってから出発することに。
夕飯をご馳走になった後は、クロさんが出演しているマーレーコッドのビデオ鑑賞。ビデオの最後に出てくるメートルオーバーの映像は衝撃的で淡水の魚とは思えない迫力だった。これを見た後、寝れるはずも無くほぼ徹夜で出発を向かえた。まだ暗い中、夜逃げ?同然に荷物を積み込み、いざ出発。



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一日目
シドニーから車で約10時間のロングドライブ、僕はほとんど寝ていて記憶がありません…。
インバレルに着いた辺りで目が覚め、釣り道具屋で物色。スピーナーベイトやクランクベイト、その他小物を購入。壁には巨大マーレーコッドの剥製があり、気分を盛り上げてくれた。
その後少しのドライブで、今回お世話になる農場の家に到着。
昼食の後、すぐに釣りの準備をして川に向けて出発。今日は、農場の私有地を流れる川で午後からの半日フィッシング。とりあえず一匹を目標にはじめた。
カヌーで流しながら、川の両側にあるブッシュに投げ込む。ルアーは実績のあるスピナーベイト。釣りを始めてすぐに、エツコさんにヒット。サイズはそんなに大きくなかったけど、その模様の美しさには目を奪われました。



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その後すぐにユタカさんにも同じサイズのマーレーコッドがヒット。少し焦ったけど、僕にもすぐ同じくらいのマーレーコッドがヒットした。50センチくらいでそんなに大きくないけど、僕の一つの夢がかなった瞬間。釣り上げた直後は、充実感がこみあげてきた。
その後、勢いに乗りこの日5匹のマーレーコッドを手にすることができた。ルアーは全部スピナーベイト。ほとんどが障害物付近でのヒットだった。プレッシャーがないのか、ここぞと言うポイントでは素直に反応が出た。
サイズこそいまいちだったけど、数が出たので大満足。まだ二日残っているのがすごく嬉しかった。



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二日目
この日は朝から夕方までフルに釣り。まだ暗いうちから準備を始め、6時くらいからのスタート。昨日釣りしたポイントより、少し上流の所からカヌーを出した。
朝一はみんなトップウォーターで始めた。こっちで買ったデプスチャージと言われるルアーでジッターバグ系のノイジープラグ。コポコポって音がよく、ただ引いていても気持ちのいいルアーだった。
釣り始めてすぐにボコって言う捕食音とともに、水柱が上がるがなかなか乗らない。出かたが激しいので、かなりエキサイトした。何回かミスバイトがあった後、はじめてトップでマーレーコッドを釣る事ができた。サイズは昨日と変わらないけど、嬉しい一匹となった。



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その後、日が上がるにつれトップに反応が薄れてきたので、スピナーベイトにチェンジ。昨日同様、おいしいポイントでは反応があった。途中トリプルヒットもあり、かなりいい感じだった。
このままスピナーベイトでやり通そうと思っていたけど、ユタカさんがポパイと言うバカでかいクランクベイトでポンポン釣っていたので、僕もそれで釣ってみたくなり、クロさんに借りて投げてみた。キャストするのも大変だけど、引き抵抗はさらに重く、投げ続ける事自体メッチャしんどかった。数投したら手が疲れてきたけど、意地で投げ続けた。全く釣れない時間が続いたけど、最後にポパイで釣ることができた。
この日も数は出たけど、サイズは上がらず明日に80オーバーの望みをかけた。大型の実績の高いポパイでがんばる事を決意してストップフィッシングとなった。



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三日目
この日も早朝からのスタート。昨日と同じポイントでカヌーを下ろして釣りをはじめた。
この日はあまりトップに反応がよくなかったけど、クロさんの投げたデプスチャージにいい魚が出た。乗らなかったので、すぐにポパイでフォローを入れてみた。
一投目反応がなかったけど、二投目ズシリといいアタリがあった。今までの魚とは違う重さだったので、慎重にファイト。何回かいい突っ込みをした後、ゆっくり上がってきてキャッチ。67センチ、4キロのいい魚だった。
その後、いままで釣りをしていたとこよりも上流に行って、この上を目指したがレギュラーサイズがポツポツ釣れる程度だったので、もとのポイントに戻ってきた。
流し初めてしばらくしたら、エツコさんに大型がヒット。キャアーキャー言いながらのファイトだったけど、ユタカさんのサポートもありキャッチする事ができた。70センチ、4.5キロ、これまたいい魚だった。

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それを見てかなりテンションが上がって、がんばったけどこれ以上大きいのは釣れなかった。 レギュラーサイズがポツポツ出てストップフィッシングとなった。
結局、目標の80センチこそ釣れなかったものの、大自然に囲まれて3日間で15匹のマーレーコットが釣れたので大満足です。 釣りをしていた間、他の釣り人はおろか人間一人見ていません。大変珍しい、カモノハシや黒鳥が普通に見れたのには本当にビックリしたし感動しました。



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