「シドニー郊外湾内の底釣り」体験記  2004年12月31日参加 カズさん  

「シドニー郊外湾内の底釣り」かなり釣れています!

 私はここ数年、年末年始をメルボルンに住んでいる友人のところで過ごすのだが、シドニーには知り合いもおらず何か面白そうなツアーがあったら参加してみようと思った。「オーストラリア 4WD アドベンチャー」 3つのキーワードをGoogleで検索。 「日本人ガイド&四駆で楽しむ、オーストラリア ...」 検索結果2440件中のトップを何気なくクリックしたのが始まりだった。 一人旅だったので参加は無理かなと思いつつクロさんへメール。

 

「シドニー郊外湾内の底釣り」かなり釣れています!

 

しかしクロさんは期待に応えてくれた。昨年は「ポートスティーブンスのドルフィンウォッチング」と「ブルーマウンテン、土ボタル」の2つのツアーに便乗させてもらい、オーストラリアの素晴らしい自然や観光名所を満喫させてもらった

 
そして、今年。「また一人ですが、何かツアーに参加させてください。」とメールを打ったのが11月の半ば頃。
 程なくクロさんからメール。 「カズさん、釣りはいかがですか?」 (釣りなんかしたことないけど、ま、いいか。。。) と思いつつ、参加する旨をメール。
 
こうして今回、 私が参加したのは「シドニー郊外湾内の底釣り」ツアーである。マダイ、クロダイ、アジ、シマアジ、サバ、カワハギ、コチなどがたくさん釣れるらしい。また、60cmを越す大物のヒラマサも運が良いと釣れるそうだ。しかし、釣りをしたことの無い私は他人事のように感じていた。。。

 

「シドニー郊外湾内の底釣り」かなり釣れています!
 
早朝7時過ぎ、釣り道具を積載した白い四駆で現れたクロさんにピックアップされ、釣り場へ直行。釣り場はシドニーから車で1時間くらい走った景色の素晴らしい場所。一緒に参加したのはスミタさん一家で元気なお父さん、後述する釣りが初めてとは思えないお母さん、ロンドン在住の娘さんのユカさんと旦那さんのヨンさん。なんとユカさんがイギリスからネットで申し込んだとのこと。
 
3日間有効のライセンスにサインして、釣り船に乗り込み、ポイントへ向けて出航。当然、操船はクロさん。と思いきや出航して程なく「カズさんあの赤い塔見える?準備があるからあそこまで操船よろしく」と舵を任され、クロさんは船首の方へ。操船といっても10分位とにかく真っ直ぐ進むだけ。車より先に船を運転するとは思いませんでした。(クロさん貴重な体験ありがとう)。青い空が広がり、きれいな海の上を波を切って進む船。これだけでもなんかすっごい贅沢な気分!釣りを始める前からかなり気分は盛り上がってきました。 

 

「シドニー郊外湾内の底釣り」かなり釣れています!
 

 ポイント到着。釣竿を受け取り、エサの付け方と釣竿の扱い方を教わり、大漁目指してフィッシング開始。エサはイワシの切り身。最初に釣り上げたのは、釣りの経験豊富なお父さん。でもみんな大爆笑。ファインディングニモみたいなかわいいお魚。マダイだそうな。25cmより小さな魚はリリース。ニモ君故郷へ帰されました。しかし、次がなかなか無く、ポイント移動。程なくユカさん、お母さん、お父さんと続けてアジを釣り上げ、クロさんも一安心の様子。も、つかの間、やってくれました、お母さん。なんと、六つ付いている針全部にアジが月桂樹の葉っぱのようにぶら下がっているではありませんか。みんな大騒ぎ。船上は記念撮影の場に。その後のお母さん、穏やかだったお顔が、真剣なお顔に。釣竿を下げてじっと海面を見つめています。「普通、初心者は釣竿を上に向けて釣るんだけど、釣竿を下げて釣っているお母さんはまるでバスプロみたいですね。」とクロさんも感心の様子。

 

「シドニー郊外湾内の底釣り」かなり釣れています!

  釣竿を上に向けて釣っている初心者丸出しの私カズにも当たりはきました。一発目はサバ。二発目は25cmを越えるクロダイ。三発目はシマアジ。立て続けにきました。結構引きの手ごたえってあるんですね。四発目は、あれっ、ものすごく引きが強い。異変を感じたクロさん、「皆さん、竿を上げてください。ヒラマサかも」「私は何をすればいいの?」と困惑するカズ。「引きが弱くなったらグイっと竿を上げて、糸を巻いて。引きが強いうちに無理して巻き上げると竿が折れるから」と竿を心配するクロさん。格闘約10分。クロさんの手を借りてヒラマサは船上に。早速長さを計測。60cmより小さいとリリースだそうな。かろうじてクリア。またまた船上は記念写真の場に。快進撃は続きます。五発目も引きが強い。何やら大きな赤い魚が上がってきた。何これ!?緑色の羽がある。足みたいのもある。クイっ、クイって鳴いているし。。。「皆さん、ホウボウです。とってもおいしい魚ですよ」とクロさん。えっ、こんなグロテスクなのが食べられるの?クロさんもめずらしそうに写真を撮っていました。

 

「シドニー郊外湾内の底釣り」かなり釣れています!
 
この日は大晦日。湾内には休日を楽しむヨットやボートが沢山おり、外洋に出て行く立派なヨットやクルーザーが続々と僕たちの釣り舟の横を通り過ぎて行きます。その度に大きな波が襲いかかり、釣り舟は大きく揺れます。でも釣りに夢中で酔う暇もありません。スミタさん一家も皆さんそれぞれ25cmを越えるマダイを釣ってます。これで鯛が一匹ずつ食べれます。アジやサバも次々に釣れています。クロさんはアジを生き餌として大物をねらっている様子。今度はその竿に異変が。「皆さん、竿を上げてください」クロさん嬉しそう。釣れたのは50cm位の丸い形の魚。胴体に真ん丸い模様。「皆さん、マトウダイです。弓矢の的みたいな模様あるでしょう。食べたらおいしいですよ」 なんと活餌のアジを丸呑みにしていました。

 

「シドニー郊外湾内の底釣り」かなり釣れています!
 
昼食は船上でハムとチーズのサンドイッチ。それと定番のスパイシーチキン。美しい風景と優雅なヨットを眺めての昼食は格別です。いっぱい釣れて気分は上々。あと、おいしいビールがあれば申し分なかったのですが。。。(釣り舟にトイレが無く、トイレの度に戻る必要があるため、トイレが近くなるビールの持ち込みは控えた方がよろしいとのこと)デザートにおいしいブドウとキウイフルーツを食べ、更なる大物を狙い残り一時間の釣りを再開。ふと空を見上げれば水上飛行機が遊覧飛行を行っている模様。のどかな時間が過ぎていきます。はい、当たりがきません。。。お母さんは相変わらず、釣竿を下に向け真剣な姿勢で大物を狙っています。と、ユカさんがあわてています。竿が大きくしなっています。そのうちお母さんの竿もしなってきました。カズの竿も。。。お祭りです。。。クロさんは慣れた手つきで解きます。ユカさんの竿には見かけない魚が食いついていました。「皆さん、テイラーです。引きが強い魚で人気があります。大きくて脂が乗っていると塩焼きにして美味しいです」

 

「シドニー郊外湾内の底釣り」かなり釣れています!
 
約4時間におよぶこの日の釣りの成果はヒラマサ、ホウボウ、シマアジ、クロダイ、マダイ、マトウダイ、サバ、アジ、テイラーの9種類。釣りの経験が無くても十分楽しむことができました。釣った魚は日本料理レストランへ持ち込んで調理してもらうことができるそうなのですが、この日はあいにく大晦日でレストランが閉っているとのこと。また、翌日の元旦は開いてはいるが正月料理の準備のため忙しく値段が高くなるとのこと。これだけの食材もったいないですね。でも心配御無用。特別に元旦にクロさんのお友達の和食板前さんに手頃なお値段で調理していただきました。それもクロさんの御自宅で。まさかここまでして頂けるとは思いもよりませんでした。クロさんに本当に感謝です。

 

「シドニー郊外湾内の底釣り」かなり釣れています!
 
先ずはクロさんお勧めのオーストラリアビールで乾杯。ビールのおつまみは「ヒラマサのエラの唐揚げ」。先つけは「アジのナメロウ」。次いで美味「ホウボウの薄造り」。続いて「各種お造り」。内容は「シマアジ、ヒラマサ、マトウダイの刺身」、正月らしく「マトウダイのコブシメ」、「アジのたたき」。まだまだ続きます。「しめ鯖」、一人一匹「鯛の姿煮」、「ヒラマサのブリ大根」、そして「潮汁」。料亭の料理です。おいしいポートスティーブンスワインと豪州産日本酒までいただいてしまいました。クロさん、お腹いっぱいの楽しい正月ありがとう。機会がありましたらまたよろしくお願いします。


「シドニー郊外湾内の底釣り」かなり釣れています!

「シドニー郊外湾内の底釣り」の感想
 釣りが初めてでも大いに楽しめました。まさか自分がクロダイ、シマアジ、ヒラマサ、ホウボウという高級魚を釣ることになるとは思いませんでした。私もシドニーに住んでいたら釣りにはまっていたかもしれません。シドニーって魚の種類と数が豊富なんですね。シドニーに日本食レストランが多いのも新鮮な食材が容易に入手できることに関係があるのでしょうか?それにしても、こんな素晴らしい環境で人生を楽しんでいるクロさんが羨ましい限りです。これからもがんばって下さい。

「シドニー郊外湾内の底釣り」体験記  2004年12月31日参加 カズさん