マーレイコッド釣行体験記 2003年10月18〜22日  ターキー記

<新婚旅行はマーレイコッドで決まり!>
 03年7月に挙式を上げ、新婚旅行だけが宙に浮いたままになっていた9月、半ば強引にケアンズでのバラマンディーツアー行きを決め、情報集めをしていると「ケアンズのバラは釣れない」という情報をインターネットで発見。「新婚旅行で釣りをしてボーズだと一生笑われるな」と考え、急遽狙いをマーレイコッドに変更することにした。 私が調べた限りではマーレイコッド狙いで日本人のガイドが付くのは2社だけで、HPの内容がより釣り人の視点に立っているKIツアーへお願いすることにした。 ガイドはこのHPでも紹介されているクロさんこと黒沢さんです。

<準備もまた楽し・・>
 旅行を決めてからの一ヶ月はそれこそ毎晩の様にルアーチョイスやタックルの準備でした。子供の頃の遠足と同じで準備がまた楽しいのだ。 ルアーは大好きなへドンのトップ系を中心にビリーバーなどのドデカプラグを加え、クランクは事前に小次郎さんから譲ってもらったオーストラリア製のウッドクランクとストームのホッテントット、へドンのマグナムタドポリーを数色。保険でスピナベを3個。夜な夜なルアーをいじくり、どんどん増えていく釣行用ルアーを見て家内も行く前から呆れ気味だ。 ラインは50ポンドのショックリーダが必要というアドバイスもあったが、普段からバス釣りで25〜30ポンドクラスを巻いているので、結局特別なことはせずに普段のバス釣りのラインで行くことにした。 竿もトップ用の柔らかいものは避けてミディアムヘビークラス。 あれこれ悩んだわりにはいつもの使い慣れたタックルに落ち着いてしまった。

<シドニーから聖地インバレルへ>
 成田からの夜行便で眠れない夜を過ごした後にシドニーへ到着。 空港ロビーでKIツアーのスタッフが出迎えてくれた。 国内線の出発時間までの2時間の空き時間に両替場所やシドニーの市内観光に連れて行ってくれ、国内線のチェックインまで面倒を見てもらった。 学生の頃の貧乏旅行と違ってノントラブルで移動ができ、まずは一安心。 クロさんは前日に車でシドニーから車で移動しているはずだ。 シドニーから600kmの距離なのでイメージ的に東京から秋田の八郎潟へ行くぐらいだ。 昼過ぎにアーミデール空港へ降り立ち、青空の下「なーにもないとこだなー」と思いつつ空港の建物に入って荷物を待っているところでガイドのクロさん夫妻と合流。 今回はクロさんの奥さんも釣行に参加してくれました。 家内は釣りは素人なので、男だけの釣行で家内が浮かないようにとのクロさんの暖かい配慮なのです。 ここからはクロさんの愛車(走行距離27万キロ!)・日産パトロール(日本名サファリ)で気が遠くなるぐらい広い平原を数時間のドライブし、「聖地」インバレルへ向かう。

 インバレルの街で巨大ハンバーガー(その名もタイタニック・バーガー)を食べたりして、夕方4時過ぎに最初の釣り場であるニック・ローズ氏の農場へ到着。 自宅から計算すると合計24時間掛けてようやくの到着だ。 移動による疲れがあるはずもなく(私だけかも)、早速夕マズメ時だけ釣ることになった。 ニックさんはプライベートレイクを10ヶ所持っておりその中の1ヶ所へ移動。池の大きさは日本の野池でも小さい方で、1周回るのに歩いて5分ぐらいの大きさ。 「こんなところに20kgオーバーのコッドはいるんかい?」って感じだが、やはり大きくても7〜8kgクラスとのこと。 7〜8kgでも十分でかいッス。はやる気持ちを抑えてタックルを準備。 ルアーは「ただ巻き系ルアーが良い」という事前情報を無視してへドンのウンデッドスプーク(Zara IIのダブルスィシャー版みたいなのね)をチョイス。 家内はただ巻き系でクレイジークローラーを試すことに。 

 ニックさんの指示に従いシャローのストラクチャー(注:ちょうど青いポリバケツのようなチューブ。コッドがそこにネストを作れる様に沈めている)の1mほど奥へキャスト。 「Beautiful!」とのお褒めの言葉に気を良くしながらストラクチャーまで首振りで泳がせてしばらくポーズ。 緊張のワンアクション目。 反応なし・・。 あり? ネチネチとアクションを加えるも反応なし。 何度かトライするも全く反応なし。 今日はお留守みたい。 
 今度は何もない沖へキャストし「ジョバババッ!」と勢い良くただ巻きしたり、首振り、ネチネチといろいろ試すことに。 首振りで数m引いて来て、数秒ポーズしていると、バスではあり得ない捕食音と共に水面爆発。 反射的に合せを入れてしまうと、無常にもルアーがすっぽ抜けて足元の草むらへ飛んできた。 クロさんから「合せちゃ駄目だよ」と一言。 そうそう前から「合せちゃ駄目」と言われていたんだよね。 でも反射的に合せちゃうんだよね。 諦めず同じところへキャストすると数投目で再びバイト。 今度は合せずにロッドに重みが感じるまで待つ。 が、今度はフッキングせずルアーが浮いてきた。 どうしたらいいんだ?
 不安を抱えつつキャストを繰り返していると、横の方でまだ耳に残っているあの捕食音が・・。 クロさんに来たみたいだ。 クロさんは合わせを入れずにフッキングさせ寄せてくる。 バスと違ってジャンプはしない。 クロさんはいつも客より先に釣ってしまうというジンクスがあるらく恐縮しているが、初マーレイコッドを見て私も少し興奮。 メジャーをあてると54cm。 いいサイズじゃん。羨ましい・・・。
 同じ場所でやるのも飽きてきたので、立ち木、ウィードベッドの際などをオリザラで攻めながら回るも全く反応なし。 池を半周歩いたところで対岸をみると、クロさんの奥さんが微動だにせず同じ場所で釣っているのが見えた。 「少し動いた方がいいのに・・」と内心思っているとしばらくして対岸で悲鳴が聞こえた。 
 既に夕マズメ時で薄暗かったが、よく見ると奥さんがファイト中。クロさんも慌てて走り寄る。 「巻け巻け!」とか「ゆっくりゆっくり!」というクロさんの指示でなんとか取り込んだようだ。「動いた方がいい」なんて思って済みません。 余計なお世話でした。

 そろそろ暗くなり納竿ムードでしたが、「ちょっと待て、最後にポリバケツに投げさせてくれー」とは言わなかったけど、こっそりキャスト。 暗くてもう水面は良く見えなかったが、うまいことバケツの奥に着水した。 マスキージッタ−バグのただ巻きでバケツを通り過ぎ2mぐらい来たところでバイト! 乗らない! もう一度キャストするも、反応なし・・・。 「そんなに簡単に釣れたら有り難味がないな!」と強がりを言いつつ、結局、一匹も釣れずにこの日は納竿となりました。 初日に軽く2〜3匹釣って明日から大物狙いにするはずの計画が早くも崩れる・・。

<2日目 明け方の嵐で池がドチャ濁り>
 翌朝は5時に起床して6時ごろからニックさんの農場で一番大きな池へ移動。 明け方に来た嵐の影響で池の水が赤茶色に濁っている。 普段の状況が判らないが、相当濁りきついようだ。 とにかくニックさんの操船で私達夫婦が同じボートで出船。 まずは池の真中の立ち木群へ。しばらくマスキージッタ−バグをキャストしていたが全く反応がなく、スピナーベイトかクランクを投げる様にとニックさんのアドバイス。 気は乗らないがスピナベに変更し、立ち木に落とし込んだり底を引いて来たりと色々試すも反応なし。 どうもマーレイコッドにはこの濁りは厳しいらしく、小さいルアーに変えてシルバーパーチを狙うか?とも提案もありましたが、「やっぱマーレイコッド狙いで」との意向を伝えて、濁りのない池へ移動することになった(実は小さいルアー持って来てなかったんだよね。)

<ルアー変更が大正解>
 バイクで移動するニックさんを車で追い掛けていると、車と一緒に牛たちも巨体をワサワサ揺らして追い掛け出した。 ご主人様を追い掛けているようだ。 池に到着した時には周りを数十頭の牛が取り囲み、私達の行動をじっと見つめている。 襲ってくる様子はないので、「そんなに見られたら緊張するなー」などと思いつつ、そそくさと車からロッドを降ろして釣り開始。 初日の池と同規模だが、左岸は林になっていて浅瀬には立ち木が密集している。 左岸は土手になっていて水深がありそうな感じだ。 オーストラリアの10月はちょうど春のスポーニングシーズン。 ネストがありそうな浅瀬の立ち木から攻めることにした。 立ち木の中にはまたもやニックさんが沈めた青いポリバケツがあり、狙ってみるがここもお留守の様で反応なし。 マスキージッタ−バグにはどうも反応がない。 やっぱオーストラリア版ジタバグのデプスチャージの方がいいかな? などと考えつつ林を抜けて池の対岸に来たところで池中央にある立ち木を狙うことに。 数投目に立ち木から4mぐらい巻いた所でバイト。 ストラクチャーから追いかけて来た感じだ。 少しポーズした後にただ巻きすると再びバイト。 また乗らない。 ただ巻きを止めてちょこちょこ動かしながら巻いて来てもうピックアップ寸前のところで再びバイト。 またしても乗らない。 「Still looking!(未だ見てる!)」とニックさんも少し興奮気味だ。 「とは言っても足元までルアーは来ているし」と思いピックアップしようとすると50cmは軽くある魚体が猛然と突進してきてルアーを探しているのが見える。 すぐに人がいるのに気付いたか慌てて逃げていったが、なかなかの獰猛ぶりだ。

 反応はあったもののノイジー系には食いが悪い様な気がしたので、へドンのビッグタイガーに変更し、同じ池中央の立ち木へキャスト。 2投目でちょこちょこ動かしているとルアーの後ろからガァバーと食い付くのが見えたと思ったらグイグイ左の方へ持って行かれた。 今度こそ完全にフッキングした! ジャンプはしないものの重量感のある引き応えを楽しみながら(本当はそんな余裕もなかったけど)慎重に寄せる。 グイグイ引いたのは最初だけで寄せ出すと意外にもすんなり寄ってくる。 やがてビッグタイガーが普通のタイガーに見えるぐらいの魚体が見えてきた。 「で、でかい!」 岸際で多少暴れたが、うまいこと岸の浅瀬に乗せてランディング。  「お、重い・・」 メジャーを当てて見ると・・73cm!!  重さは量っていないが「7kgぐらい」とニックさん。 よっしゃー。 ルアーチェンジして大正解!。 ニックさんにも誉められたぜ。

<クランクで連発?>
 同じ池でしばらく釣ったが反応がないので、別の池へ移動。 今度も池の片側が立ち木、反対岸は土手になっていて岸際はウィードベッドになっている。 ニックさんによれば2年ぐらい釣りをしていない池とのこと。 ニックさん、あなたいい人だね。 「2年釣りしていない = 入れ食い」という短絡的発想で期待は膨らむ一方だ。 立ち木はかなり密集し岸もぬかるんでいる為、キャストが難しく、数投して断念。 反対側の土手からウィードの際を攻めることにする。 結構水深があるので潜るルアーにチェンジ。 家内のルアーをバスでも実績のある中型のビリーバーに替え、自分はオーストラリア製のウッドクランク。 しばらくして、家内のビリーバーにピックアップ寸前の足元で待望のバイト。 結構デカイぞ。 岸際はウィードが生えていてうまく寄せられない。 土手の下に下りて私がハンドランディングしようと糸に手を掛けるとあっさり針が外れた・・。 ご、ごめーん。 わざとじゃないよ。 太軸フックが180度ひん曲げられてました。 気を取り直してもらって数投目に沖目でバイト。 さっきのサイズよりは小さい。 今度はランディングに成功。 めでたく夫婦でボーズ免れだ! その後、私が40〜45cmクラスをクランクで2本釣った後に移動。 午前中はもう1ヶ所の池をやってみたがクロさんの奥さんにバイトがあっただけで誰も釣れず、ゲストハウスへ戻ってお昼を食べることになった。 

<大物が釣れたが・・>
 午後は朝やった大きい池でボート釣りをすることになった。 20kgクラスを狙うならこの池がベストらしいのだが、水は相変わらず赤茶色で釣れる気は正直あまりしない。
 クランクで立ち木群の中をトローリングまでしたが全く反応なし。 やはりトップで釣りたいので、4時ごろからキャスティングに切り替えて岸際の立ち木を攻める。 かなりしつこく攻めるも反応は全くない。 終了間際に諦めてビックバドをピックアップしようとグリグリ巻いて来たところに突然ひったくるようなバイト。  マーレイコッドとは異なるギュンギュンという小気味の良い引き。 これはマーレイコッドじゃないな?と思いながら寄せると見たこともないヘラブナのような魚。 シルバーパーチだ。 シルバーパーチでは大物の部類に入る50cmクラス。 ニックさんは口が小さい魚なので小型のクランク系で釣るのが通常でサーフィスルアーで釣れるのは珍しいとしきりに感心している。 マーレイコッドではなかったけど、取りあえず「大物」が釣れてよかったです。 ニックさん、最後まで付き合ってくれてありがとう!
ちなみに、この池ではクロさんの奥さんがきっちりマーレイコッドを釣りました。侮れないです。

<次のターゲットはネイティブ・マーレイコッド>
 3日目は自然の川での釣行となる為、早朝にニックさんと別れを告げて次の釣り場であるピーター・レッドマン氏の農場へ大移動。 途中インバレルの街でルアービルダー兼釣師のジェイミー・フレット氏の自宅を訪問し、10時ごろにピーターさんの家に到着した。 ピーターさんの私有地には距離にして7kmほど自然の川が流れており、この川で釣りをする為にはピーターさんの許可が必要となる。 勿論、川は公共のものなので、川を下ってピーターさんの私有地に入ることは可能だが、それでも釣り人は少ないはず。 この川にはネイティブの20kg, 30kgクラスもいるという話を聞き、実際にピーターさんが釣った30kgの剥製も見せてもらって俄然燃えてきた。

 やはりここでも牧場主のピーターさんを見た牛がわらわらと寄って来て取り囲まれてしまう。別に襲ってくる訳ではないので気にせず釣り開始。 ここも前日の嵐の影響か水は茶色に濁っており、余り良い状態ではないようだ。 川幅はせいぜい20~30mだが、倒木が至るところにあってどこで釣れてもおかしくない雰囲気ではある。 野生のカモノハシまで泳いでいて、本当に自然の川ということを実感。

<待望のネイティブをキャッチ>
 最初のポイントで反応がないため1時間ほどで移動し、川へ迫り出した岬があるポイントへ。 ここは前回クロさん達もやったポイントで結構釣れたらしい。 倒木などストラクチャーを攻めるが反応はなく、タイトに攻めるのも疲れたので岬の先端へ行き広範囲に攻めることにした。 
 岬の先端はそのまま水中にも続いていて馬の背状になっている。 馬の背の左側は水草が生えているのが見えいかにも魚が付いていそうな雰囲気だ。 昨日のヒットルアーのビッグタイガーに替えて1投目、馬の背に沿ってただ巻きしていると、底から魚がスーと上がって来るのが見えた。 「おおっ そのまま食え!」と念じると躊躇なくバイト。 今度も合わせを入れず重さを感じるまで待つ。 最初はズンズン引くが、すぐに抵抗はなくなり寄せてランディング成功! 昨日の73cmを見たせいか小さく感じるが、メジャーを当てるとジャスト50cm。 魚体は金色に輝いていて昨日釣った魚と同じとは思えないほど美しいぞ。 後で聞いた話では水が茶色に濁ると魚体が金色になるらしい。 もっと釣りたかったが、取りあえず1匹釣ったところでお昼ご飯のためピーターさんの家へ一旦引き返すことになった。

<逃げた魚はデカイ・・>
 いよいよ午後はカヌーでの釣行。 先頭から私、家内、ピーターさんの順で乗り込み、操船はピーターさんにお任せ。 バス釣りと全く同じ要領で岸際のストラクチャーへビッグタイガーをタイトに投げて、ネチネチアクションの後はユラユラただ巻き。 さすがにピーターさんはポイントを熟知しており、「倒木の右側に投げろ」とか「ここに実は木が沈んでいる」とか「そこの岩で20kgオーバーを釣った」と言ったアドバイスをしてくれる。 日が高い時間帯は反応がなかったが、4時頃になって日が傾くと倒木の陰をタイガーがメラメラと泳いでいるところに強烈バイト。今度もフッキングはうまくいきコツを掴んだ感じ。 サイズは測ってないが、45cmぐらい。 少し進んでいかにもいそうなオーバーハングにピッチングでデプスチャージを送り込む。 カヌーとの距離が近すぎる為、ネチネチアクションをしていると、目の前でこれまでで一番ど派手なバイト。 派手だが、完全にルアーを外してバイトしている。 これまで2度食い、3度食いを経験しているので、しばらくポーズしていると、またしても前回に負けないぐらいの強烈なバイト。 これもルアーから外れてバイトしている。 マーレイコッドは捕食がかなり下手か、この個体が頭に血が上って冷静さがない様な感じだ。 ピックアップして数投するも冷静になってしまったのか、バイトはなくなってしまった。 逃した魚は大きいと言うが、バイトした口の大きさは数分前に釣った45cmクラスとは完全に別物だった。 20kgまではないにしても、ネイティブの大物だっただけに非常に残念だ。
 夕マズメ時はカヌーから下りて岸から少しやることに。 完全に暗くなりかけたころデプスチャージで1匹(40cmクラス)を追加して納竿となりました。

<最終日はのんびりと>
 翌日の最終日は午前中だけ川でカヌーと陸っぱり。ピーターさんは仕事で早朝からお出かけの為、印旛沼の手漕ぎで鍛えた私が操船を担当。 前日バイトがあった場所も攻めるが反応はなく、可能な限りのポイントを攻めるが 結局、クロさんがカヌーで58cmを釣っただけで、この日の釣行は終了となりました。 陸っぱりだと、家内を置いて一人でどんどん奥へ行ってしまう私ですが、最終日は二人でカヌーに乗って楽しい釣りができようやく新婚旅行っぽくなったかな?
 

 

<釣り以外の観光も盛り沢山>
 釣りはこの日の午前中までで終了し、新婚旅行の後半3日間はインバレルからシドニーへ車で戻りながら観光をしました。 インバレル近郊はサファイヤが有名で、家内の希望もあり宝石採掘も体験しました。 豪州名物のハエと格闘しながら泥をザルで洗いお目当てのサファイヤを血眼になって探しましたが、結局、我々夫婦は鼻くそのような水晶が見付かっただけ。 クロさんの奥さんは鑑定額150ドル相当のブルーサファイアをゲットしてました。 やっぱり侮れない人です、後でなくしてたけど・・。
 ハンターバレーではワイナリーを回ってただ酒を飲みまくり、センスの良いレストランで食事をしたり、ポートスティーブンスのイルカ見学ツアーに参加したり、砂丘で砂すべりをしたりと、長いドライブの途中に色々と見所もあってアッと言う間にシドニーへ着いてしまいました。 シドニーでもクロさんに買い物に付き合ってもらいうなど、時間を無駄なく使うことができ、大満足の新婚旅行となりました。 クロさん、本当にお世話になりました。
   

<釣行を終えて>
 20kgオーバーは残念ながら釣れませんでしたが、濁りのきつい悪条件の中、ニックさん、ピーターさん、そしてクロさんのアシストのおかげで何とか念願のマーレイコッドを釣り上げることができました。 皆さん本当にありがとうございました。 私が釣りに夢中になりすぎて家内の機嫌が少し悪くなったりもしましたが、今では二人にとって楽しい思い出になっています。

 釣り場に関してはこのHPに詳しく書かれていますので割愛しますが、魚の大きさは日本人の常識を超えています。 バスの場合、個体の大きさは生息する場所の大きさに比例すると考えられていますが、今回の釣り場は池にしろ川にしろかなり規模は小さいにも係わらず、マーレイコッドは50cmは小物に相当し、20〜30kgの大物までいるというのです。 確かに写真や剥製もあり生息することは間違いなく、ダム湖には100kgを越す大物がいるという話しも聞きました。 次に行く機会があれば、是非とも20kg以上の大物を釣り上げたいものです。
 ルアーに関しては、バス釣りと同じ感覚でやって問題ないでしょう。私は比較的大きめのルアーを選んで使いましたが、ニックさん、ピーターさんは、濁りの影響もあったでかも知れませんが、日本で使う程度の大きさのクランクを多用していました。 あれこれ悩むよりは自分の好みのルアーを投げ続けることが重要だと思います。 所詮遊びですしね。

2003年11月4日